とよたから

アートデイズとよた2019 関連企画, 2019〜

主催/企画監修/アートディレクション

企業城下町として、自動車産業やその他製造業が集まる豊田市。しかし、車のイメージが強い豊田市には豊かな自然と、文化的な歴史の背景がある街でもあり、「とよたから」は、そんな豊田市の魅力を「宝」と捉え、気軽なお土産の形にして発信するプロジェクトです。

とよた張り子

 

室町時代に紙漉きが伝えられた小原地区は、 和紙の原料となる植物の生育 に適した土地であったと言われています。

明治には足助地区で産業としての 和紙が発展。

その後一度衰退したものの、昭和には小原の美術工芸和紙とし て変化を遂げました。

そんな和紙を用い、日本のおみやげの定番・張り子人 形を制作。

手漉き和紙の柔らかな風合いと、豊田市にちなんだモチーフの ユーモラスな表情をお楽しみください。

 

制作

和紙作家 浦野友理

1984 愛知県豊田市足助地区生まれ

2003 旭丘高等学校美術科 卒業

2007 愛知教育大学造形文化コース染織 卒業

2009 沖縄芸術大学大学院デザイン専修修了

美濃、沖縄、小原にて紙漉きの技術を学ぶ。 現在、愛知県立芸術大学 非常勤講師。

ころも焼

 

大正から昭和初期にかけて、挙母地区で焼かれていたとされる豊田市の焼き物です。

当初は決して扱いやすいとは言えない挙母の土を使った、ゴツゴツとした表情の焼き物が多くみられました。

やがて流通が整ってくると、陶土として扱いやすい猿投・藤岡の土が混ざっていくようになります。

そんな歴史をもとに、挙母・猿投地区の土を使用した焼き物を制作しました。

独特な土の表情と、現代の作家の感性が混ざり合います。

 

 

制作

陶芸家 片瀬和宏

1979 静岡県生まれ

2008 豊田市高橋町に築窯

2015 gallery「座辺身辺」を始める

 

沖縄県立芸術大学大学院修了後、 瀬戸の作陶家・長江重和の助手を務める。

型を使用した鋳込み成形と、原土を使った手捻りという 相反する技法を用い、心の均衡を保ちながら制作。